出走レースで判断 馬券の買い方

儲ける馬券の買い方は、いかに払戻金を増やし、いかに買い目を抑えるかという点に重点が置かれます。特に買い目を抑える為には取捨選択が重要となりますが、そうした判断は様々な観点から行う事ができ、中でも出走レースから判断する事も多々あります。

例えば、競走馬はガラスの脚と言われるほど壊れやすい動物であり、1ヵ月に1度のレースでも脚に大きな負担が掛かってしまいますが、そんな競走馬が連闘(2週以上連続でレースに使う事)してくると、それだけで切る材料になります。間隔を詰めて使っている場合も同様で、同じ競馬場で使う為に中1週が続く場合も好材料とは言えません。

また、G1レースを目標にする場合、前哨戦としてトライアルレースやステップレースを使う事がありますが、G1で上位を狙う馬はあくまで目標は本番なので、前哨戦は目一杯に仕上げる事は少なく、余力を残す事が一般的です。反対に、本番への出走権を獲得したい馬や、実力的に本番では厳しいが前哨戦では勝負になる馬などは、前哨戦に最高の状態で望み、目一杯の競馬をする事が多いです。つまり、余力を残して走りたい実力馬と、力は劣るが全力で走りたい馬という構造になる事も大きな判断材料と言えます。

さらに、夏場が得意な馬や冬が得意な馬など、季節によって好走する馬もいます。そういう馬は、間隔を詰めて使われても問題なかったり、近走の成績が悪いものの、間隔が空いて季節が変わった途端に好走して大穴を空ける事があります。もちろん、その逆のパターンもある為、そうした観点からも取捨選択する事ができます。